體あたりと定め翔け入るそのきはの 兵の心に身震ひやまず

 


敵空に指揮機のかかぐる誘導燈 あはれと云はむ尊しと言はむ

 


大君もよみし給はむ燈をかかげ 敵船団に迫りし指揮機

 
※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。