目の前の命救うは水と土、銃にあらずと哲は諭せり
*二〇一九年アフガニスタンにて凶弾に倒れる。余りにも貴重な命を失った。御意志を継いでいきたい。
牛や豚ほどの尊厳さえもなく泥にまみれた皇軍の口
八月は新たな蛮行積み上がり同じ人間名乗るを恥じる
人間の美しさとみにくさ、コロナ禍での生活、忘れられないあの女性……。
ささやかな日常を詠った誠意ある作品、幅広く物事を取り上げ、「今」を鮮烈に詠いあげた短歌集。
目の前の命救うは水と土、銃にあらずと哲は諭せり
*二〇一九年アフガニスタンにて凶弾に倒れる。余りにも貴重な命を失った。御意志を継いでいきたい。
牛や豚ほどの尊厳さえもなく泥にまみれた皇軍の口
八月は新たな蛮行積み上がり同じ人間名乗るを恥じる