特定ジャンルに強い人物像を作り上げる
話を戻しますと、前述した「丸茂吉成」氏がサイトを開設する際、「国防」や「航空自衛隊」に関する専門的なコンテンツを発信していくとなれば、E-A-Tの概念として、人物と属性がマッチする事になり、そのコンテンツは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」が高いと評価され、上位表示化される可能性が高いでしょう。
このように、論理的な仕組みがE-A-Tの根幹になっていると考えられます。サイトへの被リンクもE-A-Tを向上させる施策として効果的ですが、前述のE-A-T施策は被リンクがなくても成立します。Googleは、テキストデータのサイテーションを始め、顔認証や様々な手法で個人(法人)と専門分野を特定することに努めています。
また、自サイトを中心とする各サイト間での【プロフィールやサイト属性】の一致度、自サイトへ向けられている被リンク元の信頼度と属性も非常に重要な要素であると考えられます。
まとめ
これからは情報発信の時代と言われており、YouTuberやインフルエンサーといった影響力を持つ様々な人・組織が更に活躍するようになるでしょう。
また、前述のように検索エンジンが発信者を特定できるよう進化してきていることから、SEOで効果を上げる、つまり情報に価値を付ける為には、発信者(個人・組織)自身が、様々な場所で情報発信を行い、専門性・権威性・信頼性を確保していくことが必須となるでしょう。
Step up!
E-A-TのAuthoritativenessは「著者や法人情報の開示」をするだけではありません。むしろ重きを置くべき点は、「指名検索を増やす」「権威あるサイトからのサイテーション(掲載、紹介)や被リンク」「アクセス数」です。自らのサイト内で「うちは権威があるぞ」と、いくらアピールしたところで効果は低く、人間社会と同じような考え方になっています。