天国・天使・地獄・悪魔・悪霊・鬼
神霊界とは、人の魂がたくさんあるところと述べた。では天国や地獄は、実際あるのか。これらは人間が想像したものである。人として生きているときに良い事をたくさん行って、亡くなると天国に行き、泥棒や殺人など罪を犯すと地獄に行く。どれも人間が考え出したものである。天国は人間社会の感謝を表し、地獄は戒めを表しているのである。
また、天国に天使がいて、地獄には、悪魔・悪霊・鬼がいて怖いところというのも人々が想像したものだ。死後の世界として天国や地獄を人が強く想像すると、神が夢で見せたりするのである。なぜそんなことを神はするのか? 繰り返すが、人が死後の世界として想像するから、神が夢で見せるのである。皆、人間の想像なのである。
人間の社会は、階層的である。会社なら、社長、役員、管理職、一般社員と階層的な組織が出来ている。天国や地獄のとらえ方も、人間社会の階層性があることに気が付く。天国ならば、神がいてそのすぐ下に7大天使がいる。地獄ならば、血の池、修羅、極寒など苦しい世界にも格差が見られる。
天国や地獄での指示系列は、人間社会そのままである。神から天使に命令が伝えられ、天使は従う。大魔王サタンからの指示で悪魔や悪霊たちが従う。天国や地獄は、人間社会そのままなのである。
天国も地獄も皆人間が想像した世界なのだ。神や魂のいる神霊界は、組織的でも、階層的でもない。全て神一人で行っている。神は、分身の技を使うことができ、人の魂の数だけ分身ができ、魂のそばにいて応援をしているのである。
天国も地獄もないのかと多少落胆の思いで、死後の世界を考えている人は、私が考えるような死後の世界に、直ちに切り替えることはできないと思う。やはり天国と地獄を考え、その夢を見ると思う。ついついこれまで教えてもらった天国や地獄を想像してしまう。
そして夢になると、神は人が想像する天国の世界を夢で見せるのである。夢の画像や言葉は、人間が考えている内容に左右される。だから私が想像するような世界は、頭では理解しても、人には想像できないのである。それでよいと思う。今まで信じている神を続けて信じてくれれば、神はうれしいのだ。神はいつでもあなたのそばにいるのだから。