私の経験談を話そう。2017年夏祭りの用事で、道路使用許可申請をするため、地元の警察署に行った時のことである。玄関に全国指名手配の写真が掲載されていた。容疑者は、いまごろどうしてるのかな。まだ生きているのかな。死んでいるのかな。世間に顔なんか出さずに日々を暮らしているんだろうな。と思っていると頭の中に声が聞こえてきて、つい警察署の方に頭に聞こえてきた内容を伝えたのである。

警察はこういうたぐいのものは取り合わない。特に容疑者が管轄外だと。本当に馬鹿なことをしたと思う。今はよくわかるのだ。こんなことを人に伝えてはいけないのだと。

容疑者の皆さん、罪を償った方が気持ちが楽になります。自首を考えてみてください。

もう一つ私の経験談を話そう。右記の夏祭りの年の秋である。私は、町民運動会の地域の選手集めを受け持っていた。面倒な役割で、中止になればいいのにと思っていたところ、「今年の町民運動会は、台風が来て中止になる」と頭の中に聞こえてきたのである。私は、気楽な気持ちになり、選手集めはやるが、例年よりも手を抜いてしまった。

選手が集まらない競技は、家族の名前で町に提出したのだ。ところが大会1週間前で、天気をみると台風など発生していないのだ。あっと思った瞬間、こんどは、「このままでよい」「このままでよい」と繰り返して聞こえるため、選手を探す作業を怠ったのである。

結果はひどいものだった。高校生が走る競技に、中学二年の息子を出してしまった。簡単に2人追い抜かれ、父として、大会実行者のひとりとして、ひどいことをしてしまった。息子が悔しい顔をしていたのがとても印象的であった。だからもう二度と参加を頼まないことにした。

だが、この日を境に頭の中に聞こえる言葉に変化がおきたのだ。それは、これまで神秘的に聞こえた声が、親しみのある声になったのだ。私の妻がこんな夢を見た。

その夢は、戦争の兵士たちがたくさん現れ、「あなたの主人のおかげで、大戦争はなくなり、小さな戦争になった」と話したのである。私は、その時、その小さな戦争も消したいと思った。

私自身、昼間目の前にいくつもの核のキノコ雲が見えていたのが、消えたのである。私は、ある試練を乗り越えたらしい。神の言葉で紹介した「その通りだ」を聞く前の出来事である。