新神論
私は、2013年12月に弟夫婦から宗教への勧誘を受けた。乗り気ではなかったが、あまりにも熱心なので断れなかった。この宗教は、他の宗教が神の教えを伝えるのと違い、霊による実体験を受けながら神の教えを伝えるものである。
3日間の初級講座を受けた直後またはしばらくした後、霊体験を感じたりするという。また、霊体験内容は個人差があるとも言われた。12月に3日間の初級講座を受け、御霊と呼ばれる胸に付ける金色のペンダントを受けた。お額に10分間の手かざしを受けると霊動が起きると言われたが、最初は起きなかった。
1か月ぐらい経過し、お額に手かざしを受けると、顔の筋肉全体が緩む感覚を受けたのである。その後、何か月かした後、お額に手かざしを受けると、頭が左右に揺れ動く霊動が起き始めた。施設の道場長が手かざししながら、いろいろ質問するのである。縦に揺れたり、横に揺れたりした。
揺れるのは、私にかかった霊の意思であり、縦は「ハイ」、横は「イイエ」、回転するのは「ワカラナイ」である。道場長の話はよく聞き取れ、なんでこんな質問するのかと思っていた。先祖の霊があなたに訴えているという。
2013年、14年と父、母が亡くなり、15年に独身で亡くなった叔母の遺産相続がきっかけで、相続手続きのため明治時代から作成された新井家の全ての戸籍謄本を入手することになった。そこで2015年10月、わかる範囲で新井家の家系図を作成してみた。そうしたら、2015年10月以降、霊動が極端に揺れるようになったのである。
その年の12月母の一周忌であったとき、弟から、お額に手かざしを受けた。弟は、あんなに頭が揺れるなんて怖かったよ。と驚いた様子であったが、体の力を抜いて、手かざしを受けると素直に頭が揺れただけである。止めようと思えば簡単にできる。力を抜いて受けるようにと言われていたからしたまでのことである。