⑦蓄電池
もうすでに車関連の他に多くの機器にリチウムイオン電池を使っている。小型で高性能なのだからしかたがないが、化学反応のリチウムイオン電池は、何百年も長く供給できないのだ。それに電池の廃棄処理問題もある。蓄電池は、化学反応でなく、物性でできるセラミックコンデンサ電池に変えていく。
現段階の性能は、リチウムイオン電池の1%も出ない。だけど物性とは、永久磁石のN極・S極特性が永久に磁力があるように、温度環境が安定していれば永久的に使用できる特性がある。単一乾電池をセラミックコンデンサ電池で作ったら、ノートブックパソコンのサイズになってもいいじゃないか。セラミックコンデンサの電極が劣化したら、交換できるような工夫をして再利用すればいいじゃないか。永久に使えるのだから。蓄電池の将来はこれで解決だ。
⑧ガス関連
家庭で使用するガス機器は、電気調理器に置き換えよう。企業内、学校内の調理場、外食産業の調理場も全部電気調理器で料理しよう。その他のガス発電やガスで動く輸送機器も電気化を進めるのだ。
⑨その他
石油製品は膨大であり、多くの人たちが石油製品を開発しているため、ひとりの人間ではとても気づくことはできない。気づき次第代替品を検討していってほしい。
半導体のパッケージ材、送電ケーブル、電気自動車の絶縁材などすべて石油製品だ。絶縁材というのが、一番代替品を検討するのに時間がかかると思う。
天然ゴムですべては対応がとれず、特に半導体のパッケージ材のトランスファーモールド材は、代替品を開発するのに時間がかかるだろう。主材は菜種油を使って開発するとうまくいくと思う。菜種の収穫は春である。野菜や穀物が収穫できる土地だけでなく、川の中州の土地を利用して、多量に菜種を生産するといい。絶縁材料の重要な主材量になるからだ。
数百、数千の部品でできた製品は、一個でも部品が欠落したら完成しない。石油でできている部品は、代替えを早く検討していかなければならない。お菓子の包みだって、全部石油製品でできている。石油製品のビニール袋を紙袋に変えれば、紙の原材料の森林資源が減少するため、お菓子は計量販売にして入れ物は自宅から持ってくるのがいいのではと思う。
最初は、不便であるが、受け入れることで確実な環境保全になる。直ぐ切り替えられるものは、どんどん変えていくのだ。ファーストフード店などは、プラスチックごみを減らそうと、紙化を進めているが、これも何度も使えるように、金属皿、金属コップで対応するのがいい。洗う作業が増えて不便にはなるが、確実な環境保全になる。
もちろん、持ち出して食べるならば自宅から入れ物を持ってくるのである。不便さを受け入れなければならない。こんなに変えなくてはいけないのかと思うだろうが、膨大な量にくじけないでほしい。ひとつひとつ石油製品を切り替えていくのだ。次第に少なくなり、最後は切り替えるものが無くなるだろう。