メンバーの性格はコツコツと試しながら見極める

上司や監督者の前では話を合わせるものの、陰では悪口を言うメンバーも多くいます。

この上司は騙せると思ったら、メンバーは平気で嘘をついてきます。都合のいいことを言って現場をかく乱し、上司や監督者の前では平気でゴマをするわけです。

監督者の皆さんはこういうメンバーに注意することが重要です。なぜなら、他のメンバーはそのメンバーが嘘をついていることを知っているからです。

その状況で騙されてしまうと監督者の威厳が損なわれ、チームをまとめることができません。こういう場合は、そのメンバーをしっかり観察し、言っていることが本当なのか、後で必ず確認することが大事です。

常日頃からメンバーの表情や外見、目などを観察していれば嘘は見抜けます。見抜けない嘘もありますが、私は他のメンバーに聞いたり、わざと重要な話を作って話します。

その後にそのメンバーと仲がよいメンバーの表情や行動を見ていれば、話が漏れたかはわかってきます。試してみることも重要です。

毎日を振り返っていれば、異常に気づくようになります。なぜあんな言葉を言ったのか、なぜ驚かなかったのかなど、おかしい面も出てきます。そういう意識を持って接していけば気づきます。

そうすることでなるほど、と原因がわかってきます。

過去に捉われず一歩一歩前に進んでください。失敗は成功の元です。ピンチをチャンスへ変えていってください。

また、メンバーに同じ業務をさせてみて観察するという方法もあります。

例えばメンバーの4人に、どこどこの清掃を5日以内にしてほしいと4人それぞれ違う場所を指示したとします。このときに、毎日必ずフォローします。するとメンバーの性格がよく見えてきます。

指示されたことを忘れてしまうメンバー、しっかりやっているメンバー、清掃はしているがあまりきれいではないメンバー、最終日に確認するとキチンとできているメンバーなどさまざまな性格が表れます。

ただ、1回だけでは判断はできません。このように指示した項目を毎日フォローすることで、メンバーの性格も少しずつわかってきます。

こうなると、サークルを作りチームを編成したり、小集団を作るときに性格を読み適正な小集団編成ができてきます。

これだけでは見えませんが、いろんな事例を加えると見えてきます。ぜひ試してみてください。