父母の嘆きは常に吾にあり 心に沁みて癒えましものを

 

海隔つ別れも吾が為なれば 悲しき今日も喜びとせむ

 
 

遠山は燃えつつ静けし天つ日の 光の中に煙ただよふ

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。