ブラックホールと銀河の再生

(4)宇宙は生きている

前項でブラックホールについて少し述べた。今度は長時間経過したブラックホールがどのようになるか少し話をしよう。

宇宙は、非常に長い時間をかけて膨張と縮小を繰り返している。仮にこの周期を数兆年とした。そしてブラックホールは太陽が太陽としての寿命が尽きたとき、超新星爆発の後に誕生する。

誕生したブラックホールは、超重力のため、光すら脱出できない天体となる。前項で述べたブラックホールの動きは、万有引力により、近い星からどんどん吸収していくことになる。反重力素粒子すら吸収してしまうのだ。吸収したあとはどうなるのだろう。ただ大きくなり、巨大なブラックホールが出来上がるだけだろうか。

宇宙は、膨張と縮小を無限に繰り返していると仮定すると、ただ巨大化するという考えはおかしいだろう。ブラックホールは、幾百億、幾千億の太陽を吸収した後、形態が維持できなくなる。大爆発のようなことが起きて、また新しい銀河が再生すると考える。なぜなら反重力素粒子は、物質が接近している状態だと時間とともにエネルギーを蓄えるような性質があるからだ。だから大爆発のような膨張を起こすのではと考える。このとき新しい銀河が生まれるのである。

銀河が再生できる周期は、1京年より長いかもしれない。こう考えないと今宇宙が存在している理由が合わないのだ。

反重力素粒子は、恒星間を反発させるだけではなく、宇宙を再生させる素粒子である。ブラックホールが別の宇宙につながるワームホールの入口だなんて、思いつきの考えである。

ブラックホールは、極めて高密度な質量の天体である。宇宙は、とてつもなく長い時間をかけて、再生を繰り返している。宇宙は生きているのである。みなさんは、どう考えるだろうか。

[図表7]ブラックホールと銀河の再生モデル