絵本・漫画 絵本 2021.11.30 【絵本 にこにこさん】あっと いうまに いい えがお にこにこさん 【最終回】 ひらやま てるみ オノマトペが楽しい絵本。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ ※本記事は、ひらやまてるみ氏の絵本『にこにこさん』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 かわいい あしだね びょーん びょーん もひとつ おまけに びょん びょん ぱ ぷくぷく おなか くる くる くるー だっこが だいすき ぎゅっ ぎゅっ ぎゅーっ
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『シウカラ』 【第8回】 山田 光美 死んだ父を見つけたのは見つけたのは家政婦だった。「自殺」と聞いたが現場はあまりにも不自然で...... 【前回の記事を読む】「彼は、死ぬ間際にあるコトバを残した。“ヒエタノアレモコロサレキ”」…ヒエタノアレ? 聞いたことがある、確か『古事記』の…よく磨きこまれた廊下には、冷気とともに独特の古びた匂いが漂っている。よく見ると玄関扉やげた箱の扉の表面には、装飾の文様が刻みこまれている。なかなかに凝ったつくりであることは廊下を歩いているだけで感じ取れた。長い廊下を奥へと進む。一度左に折れ、次に右に曲がっ…