ついばめど雛のくちばし痛からず ひざに乗せつつ指つつかすも

 

砂場に網戸の影の長くのび 鶏下りて歩むしづけさ

 
 

朝じめり糸瓜の花にさすかげの 清く冷めたく秋たつらしき