US Navy Police PART23
ウイルソンとわたしの間で決めていること。
荷物がわたしに届いた時、わたしは荷物からお金を出す。
そしてウイルソンがアメリカ行き航空券を買うお金を彼に送る。
わたしがこれまで荷物の為、彼の為に送金したお金は荷物から出せばいいとのこと。
ウイルソンはまだパスポートを入手してない。コロナのせいでパスポートを準備する事務所は閉鎖している。
最近ウイルソンの要望は変わった。
もしコロナのせいでパスポートがすぐ取れなかったら、プライベートジェットでアメリカに行く。プライベートジェットならパスポートは要らない。
ウイルソンが言うプライベートジェット費用は$6,800(約71万円)ウイルソンは続けた。荷物の中には充分お金は入っている。
もしプライベートジェットでアメリカに行く事になったら荷物からお金を出して僕に代金を送って欲しい。
プライベートジェットの費用は高いからもう少しその事を考えてみるよ。これからプライベートジェットの会社に連絡して詳しい事を問い合わせてみる。
ちなみにYouTubeの中のDr.Paulもプライベートジェットに乗っているシーンがある。ウイルソンがプライベートジェットでアメリカに行くという発想は、Dr.Paulの豪遊ぶりと同じ。
ウイルソンは言う。少しでも早くテルヨのいるカリフォルニアに行きたい。
僕の荷物は絶対受けとって僕と娘のAliceの為に管理して欲しい。彼はなおも続ける。
僕はテルヨに大事な自分のすべてを預けた。
テルヨは僕の女房だから。
テルヨは長い間僕を助けてくれている。
僕はテルヨがいなければ何も出来ない。
僕は薄情な男じゃない。
僕は一生テルヨの世話をする。
年令の差なんか気にしないよ。神がテルヨと僕を引き合わせたんだから。
……よく並べるよ〜、女泣かせ……。
いや、わたし泣かせの言葉を。そんな言葉でわたしもウイルソンの手の内に入れられちゃったんだろうね……。