Eメールは限定使用にすべき

1990年代より圧倒的なコミュニケーションプラットフォームとして君臨してきたEメールですが、どうやらその役割に多少翳りが出てきたようです。

コール&レスポンスのスピードに優れたSNSの普及により、Eメールの活用範囲は狭まって来ているように思います。利便性の中で全体像把握のしやすさ、資料添付が可能なこと、複数人に同時送信しやすいことなどが生きる場面においては優れたプラットフォームだと言えますが、スピード面でかなりSNSに見劣りするのは否めません。

交渉においては、Eメールは以下のような場面で活用するのが妥当なのかもしれません。

全体的な条件提示と背景

説明合意した条件の確認

最終的な合意内容の総括

逆に個々の条件についての、合意に至るまでの意見のぶつけ合いにはEメールは手間がかかるという印象を持たざるを得ません。文章作成にかかる手間と時間、送信後に相手がそれを読んで返信してくるまでの待ち時間などどうも時間の浪費に思えてしまいます。