そしてスマートシティに

災害危険地帯から移住してくる人たちを迎えるにあたり、まちの再生からさらにスマートシティを目指すところがあっても良いと思う。

例えば今空き家率が高いところでも移住者を呼び込む手段として、スマートシティが実現すれば、逆転ホームランのようなものである。

さらにスマートシティに住みたいと思うような人は、新しいテクノロジーにもとづく、蓄電池つきのソーラー発電、自動運転機能をもつEV、家事支援ロボットなどを買いたいと思うのではないだろうか。

これは久しく聞くことのなかった言葉、三種の神器の令和版、新々三種の神器かも知れない。

これの成功事例がいくつか出てくれば、これらをもちスマートシティに住むことが国民の新しい夢になるのかも知れない。日本中いたるところにスマートシティができれば、石炭火力や原発は不要になるかも知れない。

少ない人口で生産性の高い経済活動が行われる、これこそ人口減少に進む日本が目指す道ではないのだろうか。そして何よりも、新々三種の神器を競って持つことが流行れば、貯蓄が消費に回り経済の活性化が期待できる。

自然災害危険地区からの大量移住とともに、移住先のスマートシティ化も同時に進めることにより、新たな成長路線が描けると思うのである。