評論 写真集 動物 2021.07.25 写真家・榊原俊寿作品集『素晴らしい地球』より4枚 素晴らしい地球 【第7回】 榊原 俊寿 とことん楽しめ“親子”時間 動物写真家・榊原俊寿が撮り続けた動物の親子たちに、あたたかな言葉を添えて贈る、まるで絵本のような一冊。 不安とたたかう今だからこそ、本当に大切なことを見つめなおしてほしい。 親子で楽しめる、癒しの写真集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 本記事は榊原俊寿の写真集『素晴らしい地球 明日へのメッセージ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部抜粋・再編集したものです。 この世界は楽しい事がいっぱい 雪の中を駆けずり回り 噂話に花を咲かせ デュエットが得意なのさ
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
小説 『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』 【第2回】 青葉 こと 「この話は本当に史実か?」短命に終わったある天皇をめぐる記述に不比等が疑念を抱く。その天皇の名は―― 【前回の記事を読む】歴史書の作成に従事することになった藤原不比等。しかし作業は遅々として進まなかった……しかし、彼の強い責任感が仕事を再開させた。ゆっくりと手前の巻子本を手に取った。あっという間にのめり込む。しばらくは無表情に読んでいたが、突然に顔が歪んだ。(なんだ。この残酷かつ低俗な内容は!)拳でこめかみを押した。持病の頭痛が一気に悪化した。縄で頭を締め付けられているようだ。それは武烈天皇(ぶ…