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アジル・メモ(革新的メモ)
「独り言」メモは社会生活をするものにとっては必須のものですが、一々紙を探して書くのは何かと面倒です。
頭の良い人は、忘れてもよいように近くに書けるものを素早く見付けて憶えるべきことを書き込んでいます(アジリティがある)。
見ていて感心しますが、出来れば長期使用にも耐え、かつ常時携帯可能なメモを使って欲しいなとも思います。
アルミケースに超小型のメモ帳が組み込まれたものもありますが、使い勝手は今一ですし、メモの補給にも手間がかかりそうです。スマホは録音も出来るしメモ帳としても使えますが、荒っぽくは扱えないし、鉛筆書きが与える素早さに欠け、壊れる不安が常に付きまといます。
置かれている時は小さくても目立ち、ポケットに入れても型崩れしないで長持ちし、ポケットから出した瞬間に思い付いたことを鉛筆で書き込める、用紙補給不要の超軽量かつ超薄型のメモはないかなと常々思っていました。
また、小さな文字が消しゴムより素早く正確に消せる鉛筆用イレイザーが欲しいな、という漠然とした望みもあります。でも、そんなものは見かけないので、多分無いのでしょう。何とかならないものでしょうか?
「夢は?」良いメモが欲しいとは若い頃から考えていましたが特に良い知恵も出ず、長い間、文具店で探す派でした。
しかし、甲虫が殻のように堅い鞘翅で下にある柔らかい翅を守っていることを、外剛内柔構造と言い換えられることに気付いてからは文房具に使えそうだという思いが強くなって来ました。
ここで示すアジル・メモは、甲虫の外剛内柔構造を模倣することを意識した最初の作品で、幸いにも最初に作ったモデル(出発モデル)が完成形に近いものでした。
筆者にとって、昆虫模倣から生物模倣工作に発展させる上での自信を与えてくれた記念碑的作品になります。
出来上がったものは、写真で示すような小型のスマホと概ね同じサイズの丈夫で自立できるメモです。