もうひとつ、今度は、私が会社で、マネージャーとして仕事をしていた時のことです。
新しい上司に代わってしばらくしてから、ミーティングをすることになりました。
「前の上司からの引き継ぎによると、あなたの評価は極めて悪く、とにかく気をつけるように、とのことだったのですが、一緒に仕事をしてみると、どうしてもそのようには思えない。むしろその逆です。大いに期待していますよ」
前の上司の良からぬ評価は、何となく予測していたのですが、無事ご破算となりました(もし部下に明らかな落ち度があれば、反省して改善するのは当然で、これから話を進めていく上での「大前提」となることは、言うまでもありません)。
改めて思い返すと、いい仕事ができた時の上司との関係は極めて良好でした。加えて、間違いなく良い評価をしてもらっていました。仕事でお会いした方からも、こんな話を聞いたことがあります。
「そういえば、気持ち良く仕事ができた時の上司は、皆いい上司でした。本当にうまくいっていたし、昇格して昇給したのも、そういう時でした。上司に恵まれていた、と言うべきなのでしょうか」