絵本・漫画 絵本 おばけ 2021.02.13 【絵本】さあ、おばけようちえんへ、いきましょう おばけばす 【最終回】 ありおか ともき これを読めば、遅刻はなくなる!? 支度ができず、ようちえんバスにのりおくれた、おとこのこ。 むかえにきたのは、すこし不気味な“おばけばす”だった――。 子どもの準備に悪戦苦闘しているお母さんにも、ボーっとしている子どもにも読んでほしい、新感覚のおばけ絵本を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ さあ おばけようちえんへ いきましょう どこでも はしれるよ
小説 『不確かな真実』 【新連載】 和亭 正彦 都内のマンションの一室で無残な姿で発見された女性の遺体。捜査本部は容疑者と思われる人物の特定を急ぐが… 凄惨な事件であった。新年早々の一月八日、新宿を起点として東京、神奈川を貫く東神電鉄の西城公園駅にほど近い瀟洒なマンションの一室から女性の遺体が発見された。遺体には、鈍器で殴られたような後頭部の陥没と胸部に致命傷になったと思われる数カ所の刺し傷があったが、傷はそれだけではなかった。大きく切り裂かれた腹部からは、まるで腑分けをしたかのように内臓の一部が体外に引きずり出されており、皮膚がめくれ返った首…
小説 『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』 【第3回】 倉田 裕美 幼かった自分は実際に戦争を見てはいない。だが残像だけはぼんやりと見ていたような気がする 【前回の記事を読む】戦争が叔父の人生を狂わせ、父と母はその叔父に翻弄されて苦しく長い年月を送ることとなった私が物心ついた頃、神戸の我が家には両親と兄、弟の他に母方の曾祖母、叔父、叔母がいた。記憶にあるのは、未だ十代の叔父が外でお酒を飲んで酔っ払って帰宅しては、咎めた父と口論していた様子である。「今何時だと思っている? 未成年のくせに、酒を飲むな……」「何をしようと自分の勝手や。放っておいてくれ!…