【絵】
私が小学4年生の頃、夏休みの宿題で風景画を描く宿題があった。
絵を描くのは苦手だったので、あまり気が進まなかった。
何とか描き終わり、無事宿題の提出を終えた。すると、数ヶ月後に吉報がきた。
私の作品はなんと、町で「入選」、市で「特選」という賞を頂いたのだ。
私は皆に自慢し、優越感に浸った。
しかし、その作品の絵の半分は実は兄が描いたものだった。
審査員の方々すみません……。
【本性】
私が小学5年生の頃、母はおそまきながら、自動車の免許を取得した。
普段温厚な母は免許の取得が余程嬉しかったのか、いつにも増してニコニコと楽しそうに運転していた。
しかし、1台の若い女性が運転する軽自動車が母の車を追い越して行った時、母が豹変し一言、言い放った。
母 「くそぉ、あの女めぇ!!」