「あの状況を見て、私は信じると思うの!」
「記憶が無いんだ。彼女に聞いたら寒かったからベッドに寝たとしか言わない。彼女にはっきりと言った。君とは何もないはずだ。妻にしか、勃起しないと」
笑いそうになる。必死で話している。
「私はどうすればいいのよ。あの状況を見て、恐れていた事がついに来たと思ったんだよ。やっぱり若い女性がいいんだと、諦めなくてはと思った。悔しいけど納得しないといけないと」声が詰まる。
「違う、違うんだ。美樹しかいらないんだ。他の女性なんか欲しくない。君だけだ。本当だ!」優しく抱いてくれた。
「ごめん、ごめんよ。誤解するような事をしてしまって。後悔している。愛しているんだ。愛しているんだよ」声を出して泣いた。
「すまない。こんな辛い悲しい思いをさせて」
強く抱きしめられた。私も抱き返した。あ~っ、怖かった。許していいんだろうか…… 不安は残る。
しばらく抱き合っていた。涼真さん、スッと立ってスーツケースの荷物を出している。
「美樹、早く、片付けて。見たくないから」
荷物をひっくり返して私の元に来て長いキスをしている。嬉しい。ホッとした。
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「二度と悲しい思いをさせない!」妻と仲直りをし、また穏やかで楽しい毎日が戻ってきた。はずだった…
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