【前回記事を読む】なぜ日本人は「劣化」したのか──アメリカに住む日系2世の女性が、日本の週刊誌を見て苦言。「特に女性誌がダメ」
第1章 なぜ日本人はこれほど劣化したのか?
外国に日本人街がないことから見える、同胞を助けない日本人
欧米諸国に行くといつも感じるのは、中華街(中国人街)やコリアンタウンはたくさん在るのに、日本人街がほとんどないことです。
カリフォルニアのロスアンゼルスに古くから存在している日本人街がありますが、ほんの小さい区画です。そしてドイツのデュッセルドルフにも日本人街はありますが、これも大変こじんまりとしています。一方中華街は至る所にあり、コリアンタウンもそれほど多くはないですが在ります。
マイノリティーが他国に移住する場合、普通はお互いを助け合い、同じ民族同士のネットワークを作ります。そして移住者がある程度まとまった人数になると、特定の地域に集まり、〝〇〇人街〟を形成する傾向にあります。
しかし新しい日本人街は、ドイツ以外にはほとんどないと思います。なぜでしょうか?
欧米人は、欧米の中ではお互いをけん制し合っています。表面上は融合しようとしていますが、本心では決してそうではありません。しかしこの人達も日本のような欧米以外の外国では、同じ欧米人として仲よくやっています。
仲間意識を持ち、積極的に情報交換を行っていますが、違いは彼らは〇〇人街を作ったりしないことです。その理由は、彼らは差別を受けていないからであり、比較的恵まれた環境で生活をしているからだと思います。
一方欧米人以外は欧米等で生活をする場合、何らかの差別を受けたり、社会的な地位が低い所から生活を始めるケースが多いです。その場合は密なコミュニティーを作り、お互いを助け合っています。戦前のアメリカでは日本人も助け合っていたようですが、
今はその名残りは少ないように感じています。なぜでしょうか?