経営理念・経営戦略

06 法令遵守

クリニック経営においては、医療法、許認可関連など様々な法令遵守がつきまとってくるものであり、法令遵守は重要であり必要です。

昨今の例で言えば、医療法人としての税務申告が必要なのにもかかわらず、一部のクリニックの院長を個人事業主として扱い税務申告させていて追加徴税になったというケースもあります。

医療経営の分院展開において特に重要なのがクリニック設立許認可の申請です。

分院展開をするときに、都庁などに申請して承認されるまでに3ヶ月間かかります。

分院展開の申請が3ヶ月に1回しかできないというスケジュールを逆算して考える必要があります。

そのため、当院の場合には一度の都庁への申請で2〜6院分提出するという方針で運用していました。一般社団法人を運用する、複数の医療法人で運用するなどのスキームもありますが、単一の医療法人で展開する場合には設立許認可のスケジュール管理が重要となります。

07 レピュテーションリスクマネージメント

美容医療は美容というジャンルでありながら医療という側面もあります。

そのため、法令遵守や倫理的な正しさを求められますし、医療事故などネガティブな要素は厳しい目でみられる可能性がありますし、そうあるべきだとも思います。

また、美容医療とSNSは親和性が高く多くの美容クリニックが用いていると思いますが、同時にネガティブな情報・風評被害が広まりやすい(レピュテーションリスク)と言えます。

そのため、医療事故が起きないような安全対策・安全管理基準マニュアルを徹底するとともに、顧問弁護士などレピュテーションリスクをコントロールできるような体制作りが重要です。

08 フレキシブルな運営体制

美容医療は非常にトレンド・変化の速い業界だと思います。

そのため、市場の変化に迅速に対応できる仕組みを整えることが重要だと言えます。

アマゾン創業者は迅速に対応できるのはピザ2枚を食べるくらいの人数。

つまり、7、8人くらいが最もスピーディーに効率良く動けると語っています。

小規模なチームの方が官僚的な機構を最小限に抑え、リンゲルマン効果(大規模なグループで個人の生産性が低下する傾向)を低減します。(※3)

最初にクリニックを立ち上げるときは、スタート時はミニマムに効率良く運営できるように7、8人の少人数の従業員をお勧めします。

また、当院はスピーディーな動きが求められる、本部運営スタッフは、事業部を適切な人数に細分化してフレキシブルに早く動ける体制、1つの事業部あたりを少人数にしています。


※1 『小さな会社こそがNO.1になる ランチェスター経営戦略』坂上仁志/明日香出版社 2009

※2 『密度の経済性 ドミナント戦略・ネットワーク効果』密度の経済性推進研究会 2023

※3 『マンガでわかる ジェフ・ベゾスの起業と経営【巨大ECサイト「アマゾン」を作った男の経営学!】』谷敏行/ひげ羽扇/standards 2023

 

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