『性感マッサージが始まると……』【みつき】

オイルマッサージを終えると、Yくんの表情や声のトーンが変わった。

そして、私に触れる手の感触も違う。

「あ、ここからが性感マッサージなのか……」

と、彼に任せるしかないと思う私の不安を取り除くようなスムーズなやりとり。

「痛くない?」

「嫌じゃない?」

と確認しながらも、攻めるセラピストにもう私の性感帯は支配されていた。

「こんな優しく触られるだけでこんなに感じるの?」

「指一本で私はこんなに気持ちよくなれるの?」

「私が気持ちいいのはどこなの?」

「どうやって触っているの?」

もちろん、恥ずかしくて聞けない。

ただただ奉仕されながら、オーガズムを繰り返す私。

「もういいよー。ありがとう」

それでもやめない彼に、

「もう、無理。やめて……」

挿入なんてない。本番なんて要らない。

本当に不思議な感覚だった。

そして、くたくたのまま、腕枕でのピロータイム。

せかせかしたくなくて、4時間も予約したものだから、時間はまだまだある。

枕をセットして、掛け布団をかけてくれて、優しくキスしたり、ぎゅっと抱きしめてくれたりした。そして、他愛もない会話をしていた。

ほとんどは私の話。

優しく相槌を打ちながら、深くは突っ込まずに私の話を聞いてくれた。

終わりの時間が近づくとまた二人でシャワーを浴びて身支度を整える時間。

近くの駅まで手を繋いで、送ってくれた。

〝またすぐに会いたい〟

そんな気持ちのまま、帰路についた。

 

「夜に読みたい大人のラブストーリーピックアップ 」の次回更新は5月1日(金)、21時の予定です。

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生徒を下校させた後、すぐにラブホテルへ…まだ2回目の彼に、早く触れて欲しい。2人で歯磨きした後、優しくキスされて…

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