「教育とは、必要な方法・選択・教材を与え、道を教え・相談を受け・意見を述べる・学ぶのは本人」である。学業とは、他人に教え教えられるものに非(あら)ず。
一人の人間が発育・成長とともに自身に付合する、「跡継ぎよし、好きでよし、憧れでよし、親や師に勧められてよし、何となくでよし、生き方・作業・技術・仕事」を目指し、努力して改め修正し、心を豊かに人生の道を、健康で力強く歩く・駆ける・飛ぶ事ができるように、老いたる者、教える者、身近な者の努力も欠かせない。
重要な事は、誰もが心が常に豊かである事。そのために、絶対欠かせないものが「癒やし・慰め」である。さらにまた、現代社会に大きく欠けているのが、「自身の癒やし・慰めを他に頼る」事である。人間一人一人皆、自身の中に色々な宝物を保有している事に気付いていない。
誰も皆、発育・成長・育成の過程で育まれた経験・技術・感情など「自身の心の中は、誰にも、他の何物にも負けない、壮大な記憶の宝庫」である事を自覚して、先ず自身に冷静に問いかけ、心を豊かにすれば、自身を大事にできる。
学識者も、ビジネスマンもスポーツ選手や芸能人も、職業を問わず、「学識・技術・姿勢・アイデア・ヒント・原点のベストは己の心・脳の中にあり」と悟るべし。
然るに、「人間は一人一人が健康で、正・善・有能に学び育ち、成長して人間社会を構成する」至極簡単な基礎だけを怠っているとしか考えられない矛盾した社会を構成している。万物、姿形同じでも、一つ一つ、一人一人個々の心を持ち、それぞれが尊厳を保持している。
現代の人間社会が偏重・直進して、その個々の尊厳を悉(ことごと)く破壊している事の最大の原因は、要不要に拘わらず物・情報が溢れ、区別・分別なく繋げ・繋がり、偽正・偽善・無謀・悪行が横行しているからである。対して、物質の世界には「触れて・混ぜて良い物と悪い物、繋いで・結んで良い物といけない物」が存在する。
人間社会も同じであり、元素原子・分子や物質の世界に学ぶべきである。
光電子通信・グローバル・デジタル・オンライン暗号通信・インターネット……おおよそ、元素原子・分子・物質の世界の基本的な掟を、宇宙の優等生人間が破っているからには、遠からず苦難に突き当たる事は目に見えている。
試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。
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