第三章 健康生活を手にいれる二つの実践法

超元氣! 食事編

日本の知恵「食文化編」日本人の心は腸にあり

「人間の身体は、食べたものでできている。」日本には食養生という言葉があるように、薬や手術ではなく、「食べ物」の力で健康になる知恵を親から子、孫へとつないできました。

特に、日本のお米や味噌は、世界の中でも最も品質や栄養価が高い食材として、国内外で愛され、今もその技術と職人魂は脈々と地方の農民たちに継承されています。

質素な時代から、欧米のような肉類中心の食卓ではなく、穀物中心の食文化を形成し、各家庭で自給自足して、努力と工夫が積み重ねられてきました。

しかし、豊かな食文化の喪失、農地と体内ミネラルの減少による土壌環境と腸内環境の悪化が、現代病増加の根本原因だと私は考えています。

添加物や輸入食材が益々増加する生活環境下で、私たちが健康で元氣な体づくりを実現するには、原点に返ることです。私たちの先祖が何を残してくれたのか。

何も特別なことをするのではなく、日本人に合った食生活を実践していくことが、お金をかけずに現代病をなくす秘訣になります。