研究者だけでは新薬は生まれない。
制度・資金・人材をつなぐ「薬業支援家TM」(商標を取得しました。登録6993137号)という新しい専門職が、いま創薬ベンチャーの未来を切り拓く。
あなたのキャリアが医療の挑戦と結びつく、その最初の一歩をこの一冊から。
一般社団法人 日本薬業支援家協会
はじめに:創薬の変革期に挑むあなたへ
あなたは日々の生活の中で、薬とどのように関わっているでしょうか。
風邪薬や花粉症の薬から、高血圧・糖尿病の治療薬、そして世界を揺るがせた新型コロナワクチンまで――薬は、あなたのすぐそばで健康を支え、ときに命を守ってきました。
けれど、その薬がどのように生まれ、どんな人たちの挑戦によって患者に届いているのか。多くの人は、まだ知らないままです。
新しい薬の「種」を見つけ、研究室の成果を患者に届く製品へ育て上げる一連の流れを「創薬」と呼びます。そして承認後、安定した品質で製造し、供給し、届けるのが「製薬」です。つまり、創薬は「生み出すプロセス」、製薬は「届けるプロセス」。両輪がかみ合うことで、初めて新しい医療が社会に根付きます。
医薬品が患者に届くまでの道のりを図0-1に示します。
いま、この「薬を生み出すプロセス」は世界的な転換期を迎えています。