【前回の記事を読む】男性に大切にされる女性は「“愛される”ための努力」ではなく、「愛され“続ける”ための努力」をしている!?

第1章 自己理解×自己受容が導く
ありのままの私で愛される法則

なぜ「自己理解」が重要なのか

自分の内面を正確に捉えられるようになると、関係性における余計な感情の揺れや混乱が減り、感情や行動を自由に扱えるようになります。また、脳内に自動的に再生される否定的な思考に巻き込まれることも徐々に少なくなっていきます。

このように、自分を深く理解することは、「無意識を意識化」することによって、他者理解と〝自分自身のためのセルフコントロール〞を可能にするための最も本質的な土台となるのです。そしてこれこそが、末長く健全で、豊かな人間関係を築くための不可欠なステップなのです。

なぜ「自己受容」が重要なのか

自己受容とは、自己理解を通じて知った自分自身を、その良し悪しにかかわらずありのままを認め、受け入れて愛することを意味します。自己理解が「自分を知ること」であるのに対し、自己受容は自分に対し否定やジャッジをせずに、優しさと思いやりを持って自分に寄り添うことを意味します(62ページ参照)。

二人だけの特別な信頼関係を築き、本当の意味で彼に愛される女性になるためには、まずは自分自身の不完全さを認め、受け入れて、そんな自分を良しとしてあげる力を育むことが不可欠です。

自己受容が不足していると、無意識のうちに「弱さ=悪」とみなす思考が働き、自分にも他者にも厳しい態度をとりやすくなります。その結果、相手の未熟さや感情の揺らぎに過敏に反応したり、柔軟に受け止め違いを理解しようとする心の余裕が失われていくのです。

しかし自己受容が進み、良い面も悪い面も自分の大切な魅力の一部として丸ごと受け入れられるようになると、相手の未熟さや不完全さにもある程度寛容でいられるようになります。そうした関係には、自然と温かさや安心感が生まれます。

自分を深く理解し、優しさと受容のまなざしを持てた時、初めて本当の意味で他者を愛し、信頼関係を築くための土台となる心の余白が生まれるのです。