【前回の記事を読む】専業トレーダーが解説!「買い時」「売り時」のタイミング、そのシグナルの見極め方とは…?

1章 買いと売りのタイミングを予測する

どのタイミングで買い、どのタイミングで売ればいいか

CASE STUDY1-03 5日線上に「陰線」が出たときは強い?

次のケースにいきましょう。「CASE STUDY1-01」のときと同じパターンで5日線上に、陽線ではなく陰線が出た次の日はどうでしょうか?(図表3)

Point

図表3のデータから、PO時に5日線の下から上に出る日足が陰線であることは非常に少ないことがわかります。

PO時に下げてきた5日線が、下向きから横向きになるときは買いタイミングと思われることから、陰線でも上がるようです。なぜか陰線のときのほうが、次の日は強かったです。

では「CASE STUDY1-01」の陽線の次に陰線が出た次の日はどうなるでしょうか? 陰線が下の4つの条件が揃ったときの場合です。

1.前日の終値よりも安く終わる陰線が出たとき

2.5日線が上がっているとき

3.陰線が5日線よりも上にあること

4.陰線が下から数えて7日目以内のとき(?が下から数えて8日目以内のとき)

図表4から、下から数えての日数が増えるほど、上げ圧力が下がっていくことが読み取れます。日経平均はPO時に上がる日数の中央値が8日なので、陰線が7日目以下のときと8日目以上のときで分けてみました。つまり陰線の次の日が8日目以内か9日目以上のデータです。

このパターンの陰線が出たときは下から数えて5日目ぐらいまでであれば買い、または買い追加でいいと思います。というのは、上記の4つの条件がそろった次の日は強いためです。毎日チャートを見ているとこのようなところを発見できるときがあります。

上の図は陰線が7日目以下のときで、下の図は陰線が8日目以上のときです。

CASE STUDY1-04 「上昇中」の5日線下に陰線が出たら売り?

次へ進みましょう。

POで5日線が上昇中で、日足が5日線の上に陰線が出たとき、または下に陰線で出た次の日はどうでしょうか(図表5)。今回の5日線上の陰線は図表4のときの①から④の条件が当てはまっていないときの陰線です。

Point

図表5を見ると、陰線が5日線の上でも下でも強いですね。約6割が次の日に上がっているので、ここでの売りはないでしょう。