「いいえ、とても嬉しいです。年が上で涼真さんを愛してはいけないと自分に言い聞かせて避けて逃げていましたので、本当に嬉しいです。ここにいると幸せを感じます。涼真さんと出会えて本当に良かったです」と涙を拭いた。
彩香さん、
「美樹さん、気持ちがよく分かりますよ」と涙を拭いている。
お父様がお母様の肩を抱いている。
「美樹さん、この年でも、ラブラブだよ。なぁ、母さん」
「ええ、いつもくっついているの。子供達が小さい時はやきもち焼いて、二人の間に割り込んできたのよ。特に涼真がね。うふふふ」
「そうだったかなぁ~。アハハハハ」
さぁー、ワインで乾杯、美味しい食事をした。二夫婦、自然に肩を抱いたり、手を繋いだりしているのにびっくりした。披露宴はせずに身内だけで、食事会をすると涼真さんが話している。
「涼真、写真は、写してね。記念になるから。分かった?」
「ウエディングドレスを着せて僕も記念写真を撮りたいと思っていたんだ。いいだろう、美樹?」
「ええ、嬉しいわ」
この年で、ウエディングドレスは似合うかしら……心配。何だろう。高山家では、素の自分でいられるような気がする。私っていつも年上でしっかりしないといけないと自分に言い聞かせていた。
先輩感を出さないといけない状況だった。本来は末っ子で甘やかされてのびのびと育った。私って本当は甘えん坊だ。そうだ! いいんだ!と気が付いた。嬉しい! 意外と素直で可愛い自分。涼真さん、ありがとう。
九時頃、家を出た。
「涼真さん、何故黙っていたの?」
「高山家のサプライズだよ」
「凄く、嬉しいサプライズね。ありがとう」
「家族、ベタベタだろう。それは、パートナーがいいからだよ」
「私達もくっつきすぎるかしら。うふふふ」
「いいや、まだ、足りないよ」と手を握った。
次回更新は1月3日(土)、21時の予定です。
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