ワタシは、三重県に住み、ちっちゃな田舎の土建屋の息子として生まれました。遊びは=自然という、ありがたい境の中で子供時代を過ごしました。偉そうなこと書いて申し訳ありませんが、「田舎で育った、自然の中でいただいた感性」を、こんな爺さんになっても、持ち続けていると思っています。

ある日、ある人に、「岡さん、本にしてみてはどうですか」と言われ、ブタもおだてりゃ何とやらで、うへへへ、その気になってしまいました。「何か、1個でもいい、残ってくれるもの」を想っていたのかも知れません。

読み終えて「ああ、やっぱ、バカなハナシだったねえ」と、笑っていただけたら、幸いです。それは、アナタが21世紀のバイブルを、心の中に入れていただいた証拠です。神社だの、生き方だの、カミサマだの、「よからぬシュウキョーじゃないんだろうか?」とか、思わないでくださいな。まるっきりのただの、百姓のおっさんだけですから。

まず、よく出てくること、それがなんである? なにをやってる?を少し書かせてください。

ここら辺のこと、登場人物たらの紹介と、ワタシ自身の呼び方について紹介と言ったが、大した登場人物はござらん。

主人公・イチロウ先輩。架空の神仏、いやいやカミ・ホトケなどではない、架空の人物なのだが、書き進める中では、やはり「こんな風貌のオヤジだろう」ってのは必要であって、アタシの頭の中に浮かぶジンブツは存在しております。

つまり、この物語に登場するのはゲンゾンするイチロウ君を、「ちょいとエッチなおじさんに仕立て上げた架空のイチロウ君」みたいな感覚で捉えてくださいまし。ま、エッチなハナシは、アタシ自身をイチロウ君、イチロウ先輩という名で語ってる、そんな感覚です。わかりにくくてすいません。