元プロ野球選手・監督であった故・野村克也さんは、「固定観念は悪、先入観は罪」という言葉を遺している(野村克也著『リーダーとして覚えておいてほしいこと』PHP研究所 二〇二〇年)。
逆にいえば、「人間は、固定観念や先入観によって判断し、それを無意識のうちに『当たり前』のことと受け止めながら生きている」ということができよう。それは「勉強法」についても当てはまる。
本書で書いていることは、読者にとって「常識外れ」と思われる箇所も多々あるだろう。その点については、できる限り根拠を示し、「なぜ効果的な勉強法なのか」を少しでも納得いただけるように書いたつもりである。
私自身、学生時代の二〇〇一年に、行政書士、宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引士)、そしてその年に初めて国家試験として実施されたマンション管理士、管理業務主任者に合格し、同一年度に、四つの国家資格を同時に取得することができた。
そして、そのおかげもあり、「就職氷河期」といわれた時期に幸いにも就職でき、就職後も必要に応じ、複数の資格を取得することができた。
その経験をもとに、具体的に「どのように勉強していけばよいか」や「どうすれば効果的な勉強ができるのか」という、その「実践的な方法」をお伝えしたいと思う。
読者の対象としては、
① 宅建士、銀行業務検定、証券外務員、登録販売者、旅行業務取扱管理者、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務検定試験®2級、メンタルヘルス・マネジメント®検定Ⅱ種等、勤務先の企業が取得を推奨する資格を、働きながら取得する必要があるビジネスパーソン
②今までの勉強法に疑問を感じている人、または自信が持てない人
③もっと効率よく勉強して、「勉強休み」や「余暇」を作りたい人
を念頭に置いている。
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