本場所に参加出来る関取は、星が勝れば番付が上がり、星が少ないと番付が下がる形になり、小結で星が少ない場合は、関取入れ替え戦に参加することになり、そこで負ければ関取ではなくなる。

つまり、大関であっても三場所休場したら、番付が下がって、関取入れ替え戦に参加しなければならなくなるのだ。

今回の本場所は、桜田部屋を敵視している柊部屋から関取になった、小式部内侍(こしきぶないし)の活躍により、かつて無い程注目される場所になった。

柊部屋は、桜田部屋が本場所に復帰するまで、女相撲のリーダー的な存在で、強い力士を囲い込むことに執着しており、現在でも、和泉式部(いずみしきぶ)(大関)、紫式部(むらさきしきぶ)(関脇)等、関取を数多く輩出している。

小式部内侍が、並み居る先輩力士達を差し置いて、柊部屋の関取になったのも異例だが、千秋楽は大関同士が取組むのが通例なのに、新入幕で小結の小式部内侍と大関の右近が取組むというのも異例である。

小式部内侍も右近と同じく、小柄であるにも拘わらず、ここまで負け無しで来たのは、彼女が、まともに相撲で勝負しなかったことも関係している。その戦い方は異種格闘技戦の様相であり、実際、彼女は女力士の動きをよく研究しているようであった。

また、取組後の後に、次の対戦相手を挑発するようなコメントを放つことも、場所を盛り上げる要因となった。その為、小式部内侍の取組は、毎回殺伐とした雰囲気が漂っていた。

小式部内侍の会見では、マネージャーのような男も横に座っていたが、この男が、記者の質問が気に入らないと、暴言をまき散らして会見を中止させることも話題となっていた。

今日の取組で、右近と小式部内侍が、それぞれ勝てば、明日の千秋楽は全勝同士で取組むことになる。それまでの取組のように、千秋楽でも小式部内侍は、右近との取組で何か仕掛けてくるかもしれない。いや、必ず仕掛けてくるだろう。

もう一つ気になるのは、昨日の取組前に特別室に居た桜田部屋女将と道長を、花道に居た小式部内侍が睨んでいたそうである。女将は睨み返していたが、道長は視線を合わさないように左上の方向を見ていたそうである。

小式部内侍について、二人は何か知っているのであろうか。何も言ってくれないということは、まだ、話せる段階ではないのだろうか。

 

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