第1章 人生の座標軸としての自分軸

2 考え方  

(3) 六自力

② 六思力

「六思力(ろくしりょく)」も初めて聞きました。これは何ですか。

これも新しい言葉です。すなわち、「六思力」とは物事を考え判断する上でより正しく安定的な判断を行うための思考法のことです。

ここで、①「長期的思考法」とは長さについて物事を短期的思考法ではなく、長期的に考える方法のことです。②「全体的思考法」とは全体性について物事を個別的思考法ではなく、全体的に考える方法のことです。

③「多面的思考法」とは検討視点について物事を一面的思考法ではなく、多面的に考える方法のことであり、これによってより真実が明らかになり、より正しい判断ができます。

④「本質的思考法」とは質や深さについて物事を表面的思考法ではなく、その背後にある本質的事実や真理に着目し本質的に考える方法のこと、すなわち物事や現象の本質や真理に目を向けるものです。

⑤「倫理的思考法」とは倫理道徳について物事を非倫理的思考法ではなく、倫理観に基づき倫理的・道徳的に考える方法のことです。倫理性や道徳性のある生き方が長期的には成功し幸せになれ心の平安が得られる生き方です。

これは例えば、SDGs  (エスディジィズ)1において平等で持続可能な未来を築くために、倫理的な行動を取ることが私たちに求められていることなどです。