エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 人気連載ピックアップ 2025.02.19 「お隣の犬より小さくてかわいいわ!」おばあさん、ごはんとお水をください!わたしは今日なにも食べていません! 【前回記事を読む】わたしを買ってくれたおじいさん。でも、あまりわたしに興味がなさそう。暗くてむし暑い場所で、おなかがすいて、お水がのみたい。 次回更新は2月20日(木)、18時の予定です。 【イチオシ記事】あの人は私を磔にして喜んでいた。私もそれをされて喜んでいた。初めて体を滅茶苦茶にされたときのように、体の奥底がさっきよりも熱くなった。 【注目記事】急激に進行する病状。1時間前まで自力でベッドに移れていたのに、両腕はゴムのように手応えがなくなってしまった。
小説 『アントライユ』 【第3回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…
小説 『あなたの子供が生みたかった』 【第4回】 水木 三甫 「あんな事故さえなければ…」うつ病復帰マニュアルで、週3勤務に。席につくだけで、視線を感じるように… 【前回の記事を読む】変な病気、うつされそう…一本早いバスの様子に、違和感。全員で一点を見つめる、顔面蒼白の乗客でいっぱいだった。部内のみんなに迷惑をかけているのはわかっている。だからあの日退職願いを課長に出したのだ。しかし、課長だけでなく、同僚たちも美春が退職するのを止めてくれた。みんなの親切が痛みを抱えた胸にさらなる圧迫感を加えたが、美春自身働かなければ生きていけないのだから、好意を素直に受け…