絵本・漫画 漫画 探偵 闇社会 2024.11.18 ジムのもとに「兄を捜してほしい」という少女からの依頼。しかし少女の兄がいると思われる場所は犯罪多発地区だった... フェイス SIDE STORY② 【第1回】 ゆきもり りょう 探偵漫画『フェイス』シリーズのスピンオフ! この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 私立探偵のジムのもとに「生き別れの兄を捜してほしい」という一人の少女からの依頼があった。なけなしの報酬で依頼を引き受けたジムは危険を顧みず、犯罪多発地区に潜入。しかし闇社会に足を踏み入れてしまったジムの前に謎の男が立ちはだかって……。※本記事は、ゆきもり りょう氏の書籍『フェイス SIDE STORY②』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 サイドストーリ第2話 伝言
エッセイ 『逆境のトリセツ[パラリンピック特集]』 【新連載】 谷口 正典,益村 泉月珠 右足を切断するしか、命をつなぐ方法はない。「代われるものなら母さんの足をあげたい」息子は、右足の切断を自ら決意した。 失うのは生命か右足か究極の選択まだ寒さが残る三月。午前二時。ピンポーン。「こんな時間に誰?」上着を羽織りながら玄関を開けた。そこに立っていたのは、背筋を伸ばした警察官だった。「正典さんのご家族の方ですか」「正典の母です。どうかしたんですか?」「正典さんが、国道二号線でトラックとの事故に遭いまして……」「え……、正典は無事ですか?」「現在、病院に搬送中です」動転した母は、兄と一緒に俺が運ばれた病院…
小説 『ツワブキの咲く場所』 【第21回】 雨宮 福一 子どもの私が、教祖と呼ばれていた壇上の老人に手を振る。思い出すのは、大人達の狂った言動と、視野が血で赤くなるほどの暴力。 【前回の記事を読む】車に乗せられ、降ろされたのは人が集う場所。建物へ入ると、十字架が最初に目に入った。「……ここが?」衝撃を受けた。私がそれまで持っていた宗教のイメージと、それは明らかに違っていたから。次々に来場する人の流れに促されるようにして、私は永ちゃんと一緒にベンチへ腰掛ける。ざわめきも人という人の気配も、いつもの何倍にも感じられる。しかしなぜだろうか。私はそのことをけっして不快には思わな…