絵本・漫画 漫画 探偵 闇社会 2025.01.06 兄さんは、6年前パパと大喧嘩して…それっきり。パパは、去年体調が悪くなってガンだって言われた。もう手遅れだって フェイス SIDE STORY② 【第2回】 ゆきもり りょう 探偵漫画『フェイス』シリーズのスピンオフ! この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 私立探偵のジムのもとに「生き別れの兄を捜してほしい」という一人の少女からの依頼があった。なけなしの報酬で依頼を引き受けたジムは危険を顧みず、犯罪多発地区に潜入。しかし闇社会に足を踏み入れてしまったジムの前に謎の男が立ちはだかって……。※本記事は、ゆきもり りょう氏の書籍『フェイス SIDE STORY②』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 サイドストーリ第2話 伝言
小説 『愛[注目連載ピックアップ]』 【第17回】 高見 純代 「明るくて…恥ずかしいわ」私は明るくて広いリビングで裸になる事をためらっていた。すると彼は「脱がしてあげるよ」 【前回の記事を読む】「私を描いて!」——裸のまま、叫ぶように懇願した。結婚をしないと決めている彼に、私の美しさを覚えておいてほしくて…神矢はもう、すっかり画家になっていた。キャンバスに木炭でデッサンを描き始めたようだった。いつもと違う彼の目が、私を射るように見ていた。長いこと、私は言われたポーズでジッとしていた。部屋は冷房がかかっていて、私は少し体が冷えてきた。「ちょっと寒いわ」「あぁ、ごめん」…
小説 『しあわせについて』 【第9回】 杉野 六左衛門 小声で練習していると父に「変な歌だ」と言われた。父には分かるわけがないと放っておいたが、その日以来… 【前回の記事を読む】「この楽器は何故こんなに乱雑なんだね」癖のある教師に見つかった。直線を愛し、全てが直角、直線に揃わないと気がすまないらしい。五月だった。家々のツツジや牡丹が咲き揃っている中を、朋は登校のために坂道を降っていた。坂の下の大浦石橋(おおうらいしばし)の停留所から電車に乗って諏訪神社で降りる。道の両側から、盛りのツツジが馨(かぐわ)しく匂っていて、生垣の上から覗くボタンの花が、青空…