絵本・漫画 漫画 探偵 闇社会 2025.01.06 兄さんは、6年前パパと大喧嘩して…それっきり。パパは、去年体調が悪くなってガンだって言われた。もう手遅れだって フェイス SIDE STORY② 【第2回】 ゆきもり りょう 探偵漫画『フェイス』シリーズのスピンオフ! この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 私立探偵のジムのもとに「生き別れの兄を捜してほしい」という一人の少女からの依頼があった。なけなしの報酬で依頼を引き受けたジムは危険を顧みず、犯罪多発地区に潜入。しかし闇社会に足を踏み入れてしまったジムの前に謎の男が立ちはだかって……。※本記事は、ゆきもり りょう氏の書籍『フェイス SIDE STORY②』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 サイドストーリ第2話 伝言
小説 『アイアムハウス』 【第8回】 由野 寿和 「助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて!」オンラインゲームの最中に背後から襲われた長男 次に深瀬はパソコンのディスプレイに目をやった。デスクトップパソコンは本体が光っており、画面にはいくつものウィンドウが表示されている。「この画面は犯行当時のままか?」「そのようです」「俺にはわからんが、何の表示だ?」「これはCHAO(チャオ)とかいう、人気のオンラインゲームだそうです。オンライン上でチャットをしながら戦うサバイバルゲームで、世界中でプレイされています。どうやら世界大会も開催されてい…
小説 『標本室の男』 【第37回】 均埜 権兵衛 骸骨は少女を信じたかった。すっかりいじけてしまった心で。人を信じるということは、疑うよりもずっと難しいことなのだということを知らないまま。 骸骨は知らなかったのだが、鎮守の森を挟んで西側に一軒の割烹旅館があった。岬には国道から二手に分かれた道があり、右は骸骨のいる神社への小径、左は知る人ぞ知る割烹旅館すぎ乃への簡易舗装路となっていたのである。その夜すぎ乃では父親の源造が忙しく調理場で包丁を使っていた。妻の京子と姉娘の洋子は和服に身を包んでいそいそと客室に料理を運んでいた。和美は一人居間で楽器を玩んでいた。今夜も何組か客があり、彼女だ…