その時
2017年9月15日朝7時
Jアラートが速報で流れた。
最初、何のことだか分からずキョトン。
「あっ、北朝鮮だ」
急いで老犬を抱きしめて「どうしよう」。窓から外をながめていた。
窓ガラスが割れたら大変と気づき、老犬と部屋の真ん中に移動した。
7時16分襟裳岬の東約2200kmに着水。助かった。
追伸
元夫を起こすか一瞬考えたが、多分二日酔いで起こしに行ったら怒るだろうな。
「まぁ、いいか」。見捨てた。
こんな気の強い私でも暫く震えが止まらなかった。
教訓
Jアラートが発令されても北海道上空通過時間が4~5分では逃げられない。
「頑丈な建物に逃げる」とされているが頑丈な建物がない。
住宅街に隠れる場所はない。
携帯電話
携帯電話は必須アイテムになった。
オバサンの子供の頃は、ご近所のお金持ちの家の電話を頼りにしていた。
「電話きてますよ」と呼びにきてくれる。
そして、ある日念願の固定電話が家に鎮座する。
家族で電話がかかってこないかと待っていました。
通話時間が3分で10円に決まったとき、父は電話の横に時計を置いた。
年頃になると電話のベルが鳴ると、父が電話にでないように、ダッシュで走りました。
親は固定電話のおかげで、子供の交友関係、行動を探ることができました。
テレビも一家に一台、テレビゲームもなく、観たい番組も父親優先で我慢しました。
追伸
子供たちが思春期になる頃、携帯電話が流行り。
「みんな持ってる、ねぇお願い」と娘、「持ってる人の名前と住所と年齢と性別を教えなさい」と言うと娘は紙に書いて提出してきた。内心「やるなコイツ」と褒めた。
その頃から、子供たちは自分の部屋で電話をする、誰とどんな話をしているのか分からなくなった。
携帯電話をフル活用するソワソワオジサン誕生。
その頃から旅行が多くなり、寝る時も携帯電話を抱いていた気がします。
【前回の記事を読む】義母の納棺は素晴らしかった。「もう少し若ければつけてみたい」と言っていた紅をさし、楽しみにしていた着物をお棺にかけた。
次回更新は11月15日(金)、20時の予定です。