9.生涯独身者の増大。
日本の行き詰まった生活に不安な社会で、生涯未婚率は1970年に男1・7%、女3・3%から、2020年には男28・3%、女17・8%まで増加している。これらの要因が、単に結婚できない男、結婚しない女と割り切れないのは、日本社会が行き詰まり状態で、将来明るい展望が見出せず、先に進めず、結婚にたどり着けない未婚者が増加しているからである。だから社会の基盤である経済構造の改革が必要なのだ。
今の政府の小手先の政策は良くないから、それを変えるために私のアイディアを提言する。食物を通貨の基準にし、週休3日制で休日の1日か2日は食物生産に従事して、就業もしながらである。食物が通貨の基準なのは、通貨が共同現象でその価値が存在するからだ。
生涯独身者の増大に対し、神様達は、日本の社会が負の破局へ入って進行しつつある状況が端的に表れていると言う。だから神様達は、私の改革案が実現して世の中が平和で穏やかになることを望んで、私に降臨しているのである。
10.自殺率の高止まり。
日本の自殺者数は、先進国の中でも上位で推移し、2017年の世界上位ランキングでも18位と高く、社会問題になっている。その要因は、経済・生活・家庭問題、その他勤務問題の増加である。
この根本的原因は、生活の不安定や経済構造が行き詰まった結果だ。経済構造が行き詰まっていることは、歴史的にも世界的にも、資本主義社会の行き詰まりと搾取の二極化での格差拡大、共産主義、社会主義国家体制の破局の結果である。だから世界の主流経済である資本主義経済構造をベースに、経済基盤(プラットフォーム)を変える改革が必要なのである。
金融緩和や金融引き締めの小手先の政策より、経済基盤を変え通貨の基準を食物にすることと、週休3日制を導入して休日の1日か2日は食物生産に従事することで、資本家の搾取を減らすべきだ。改革が必要だが、現状のままだと社会全体が危機に陥る。
自殺者の高止まりに対して神様達は、自殺者の心情はさまざまだが、個人と対人や社会の経緯でのことと、穏やかに過ごす能力を身につける習慣が必要だと言う。
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