小説 絵本・漫画 ビジネス 絵本 お金 2024.05.14 【絵本】ほしのカケラでおはなやケーキと交換して「もりのコンサート」へ! 星のカケラの物語 【最終回】 作:ふくだ かずき 絵:めむ 人生ではじめて出会うお金の本 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ りんごやバイオリンと交換できる、不思議な“星のカケラ”。みんなの笑顔を想像して使うと、喜びの輪が広がっていく……。――ひとのためにつかうと みんなが しあわせになれる。ふしぎな ほしのカケラの おはなし。※本記事は、作:ふくだ かずき、絵:めむ氏の書籍『星のカケラの物語』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 星のカケラの物語
小説 『曽我兄弟より熱を込めて』 【最終回】 坂口 螢火 用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい! 青天の霹靂とは、まさにこのこと。聞いた母の驚きは尋常のものではない。「エ――エッ! 何と、何とおっしゃいます!」声さえ別人のごとく裏返って、「厭です! 厭です! 渡しません、断じて……」絶望的な悲鳴を上げ、曽我太郎に取りすがって泣きわめいた。その母の絶叫に驚いて、一萬と箱王が「母上! いかがなさいました」と座敷に駆け込んでくる。「オオ――一萬、箱王」母は無我夢中で二人を左右にかき抱くと、黒髪を振…
小説 『アントライユ』 【第2回】 鈴木 恋奈 彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった 【前回の記事を読む】たしか、彼が冷たくなったのは四年くらい前から――都合の良いセフレだと思っているのだろうか…恋は盲目と言うけれど、実際は恋をしている側の欲目に過ぎないのかもしれない。愛及屋烏(あいきゅうおくう)とは言っても、嫌いなものは嫌いなままだろう。こんな可愛げの無い脳みそになったのは、きっと目の前の男のせいである。一方、彼も愛だの恋だの言うタイプではない。彼が恋愛を語った時は、神様がひっ…