3月22日(火)25日目 宿毛 愛南 宇和島 西伊予 大洲

走行距離 123.9km/STAGE 累計距離 2513.6km/総累計距離(25日目) 2513.6km

昨日天気予報をチェックしながら、今日よりむしろ明日の方が雨に見舞われる時間が長いか?等と考えていた。

以前沖縄での長距離サイクリング時に、前半350kmに亘って降り続けた雨から身を守ってくれて、当然今回も持参している雨具一式を使わないの?と呟きが聞こえる。

実際この雨具一式だけでフロントバッグ丸々1個を占めており、使わないのだったらハンドリングの妨げになるこの荷物はそもそも無用の長物でしかない。

せっかく用意してきたのだから、使うものは使おうと考えを改めて再び行程を変更、今日の目的地を宇和島から大洲へ伸ばして明日は今治、明後日は今治からフェリーを使って、とびしま海道経由で広島入りする事に決めて雨の中スタートする。

レインジャケットとレインパンツに加え、足元は防水ソックスにレインシューズカバーを付けてパンツのベルクロで蓋をする様に装着すると、これまでの経験から100km雨天走行をしてもシューズ内の浸水を防いでくれる。

キャップも装着して、雪掻きでよく使っていた防寒防水手袋で漕ぎ出せば、もはや降りしきる雨もほとんど気にかからない位の快適性が保たれ、ある意味感心しながら進んで20km程の愛南まで来たところで、何故か雨は止んだ。

丁度目に入ったコンビニで雨装束を解くが、この日は風が冷たく気温以上に冷えたため、レインジャケットはそのまま着用して走るとこれが正解で、雨に打たれ冷えた身体をしっかり守ってくれた。

宇和島を通過すれば、上りとトンネルが幾つも続く区間が現れ悶絶するも、ここを雨の中走る事を考えればまだ幸運であり、今日の目的地を変更した判断は正しかったと得心する。

そしてこの天候下で120km超の距離を稼いで大洲へ到着、ここでホテルそばにあったドラッグストアで手持ちが心許なかったアミノ酸を購入。

連日100km超を走り続けるに耐えるコンディションを保つ上で、自転車に乗り始めてからずっと愛用しているアミノ酸は、もはや自分にとってはガソリンの一部の様な存在でもあり、これで明日も安泰だと、安心して大浴場に身を沈めるのであった。

【前回の記事を読む】露天風呂を堪能してビールを飲んでも17時前…長い旅程、こんな1日もアリ?

次回更新は5月19日(日)、8時の予定です。

 

【注目記事】あの日深夜に主人の部屋での出来事があってから気持ちが揺らぎ、つい聞き耳を…

【人気記事】ある日突然の呼び出し。一般社員には生涯縁のない本社人事部に足を踏み入れると…