商売の基本を習い商売を実践する
8時間ほどかけてやっと空港に着きましたが、悪天候で飛行
余談ですが、商売する前は、のどが渇いたとき、私はずっと冷やしたお湯しか飲みませんでした。しかし、日本ではお湯はお茶かコーヒーにしか使わないものです。
商談のときはお湯を出さないので、私はコーヒーを飲みはじめました。あまり苦いから、なかなか飲めなくてシュガー(砂糖)とミルクを入れました。だんだん慣れて、現在毎日コーヒーを飲んでいますが、やはりブラックのコーヒーはまだ慣れません。
そして、今では社内にカプセル式コーヒー器を設置して、誰でも一日何杯でもコーヒーかお茶を自由に飲めるようにしています。
まとめ
アコス社は私のビジネスにとって非常に大事な場所でした。ここで商売の基本を学び、創業の起点となりました。商売の実務をすることにより商売の基本を把握でき、自分の経営力と判断力を鍛えられました。
経営者は常に商売の種を探さなければなりません。経営に関わるすべてのことをスムーズに動かすのは経営者の責任で、他者に負けないように対処して成功させるのは経営者の使命です。会社のために休みなしで仕事をするのは当たり前ですが、それもまた仕事の醍醐味です。
第2章 ネクセルジャパンの誕生
大きな商売で大失敗!
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に挑戦
ここまで、いろいろな商品を取引しましたが、大きな利益の出る商品はありませんでした。そこで休まずに大きなビジネスの機会を見つけることにしました。
1998年春頃のある日、中国西安の知り合いから連絡がありました。
当時日本のS社とC社が発売していたヘッドマウントディスプレイ(HMD)という商品を作ろうとしているが、使用している肝心の部品である小さな液晶チップがないので、大変困っているというのです。
そこで、二見専務に相談して、アコスのパソコンのシステムを構築している福井の有名な商社の担当者を呼んで相談しました。その方は電子部品の担当でS社に問い合わせて液晶チップがあることはわかりましたが、売ってくれるかどうかは未定だということです。
中国の知り合いと話して、何とかしてできるのではないかと思い、このプロジェクトを進めることが決まりました。