手のひら

彼の手のひらはすべすべしてるの

もう一人の彼の手のひらは

湿っていて大人びているの

どちらも心地よくて 

繋いでいると

どこへでも行けて 遠くまで

どこまでも逃げて 遠くまで

私はちっとも苦しくなんかない

少し戸惑ったりしながら

彼の手のひらは

つるつるしてるの

もう一人の彼の手のひらは

離れられないくらい

ピッタリしてるの

【前回の記事を読む】いつも思う 私はなんで私として 生きていけないんだろうって…