俳句・短歌 俳句 コンテスト大賞作品 2024.02.21 句集『バーの二階で』より三句 バーの二階で 【第5回】 田中 龍太 幻冬舎グループ主催 『短歌・俳句コンテスト』大賞受賞作品 日本の四季を彩った、“今”を表現する一冊 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 コロナ禍以降、読書を楽しむ機会が増えた人も多いのではないでしょうか? 本書は、その間に編まれた句集です。※本記事は、田中龍太氏の書籍『バーの二階で』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 春の景 謹呈の 花の便りに 筆重く つちふるや 湯船に沈む 手の白さ 黄砂降る 岩波文庫 伏せしまま 【前回の記事を読む】句集『バーの二階で』より三句
エッセイ 『妻の笑顔』 【第4回】 新保 昭 ステージ4の大腸がんで寝たきり状態になってしまった妻。会話は無く、苦痛のせいか時々本能剥き出しのような表情をするように… 【前回の記事を読む】妻が寝たきりになった。治療のため病院を転々としていた時、“一言だけ”言葉を絞り出してくれたが…上手く答えられなかった。今看護師さんに頼んで血圧を測って貰った。上91下54で安定している。基本、定期的には測らない。今日の昼から部屋が1007号室に変わった。1日16500円、高い部屋代取って出て行かせる算段か。早く受け入れてくれる病院を探さないと又お金が飛ぶ様に消えて行く。お金が…
小説 『BLUE EYE』 【第4回】 藤堂 ラモン 「外海に出ると波が荒くなるかもしれん。注意しとってくださいよ。」大型の洗面器が3個、無造作に置いてあった 【前回の記事を読む】足の筋肉に力を入れると、吸血中の蚊は皮膚から離れられない。血を吸ってまるまる太った蚊。仕留めようと手を出すと…翌朝、城戸は羽田空港へ向かった。テレビ局のクルーや娘と合流し、午前九時過ぎの長崎行きに搭乗することにしていた。待ち合わせ場所の出発ゲートは、連休前とあって込み合っている。誰か来てるかな、と辺りを見渡していると、キャップにTシャツ、ジーンズ姿の若い女性が手を振りながら駆…