強い会社とは
社員数万人規模の大きな会社は、資本金や資金調達力、組織力はもちろん、人材、市場、情報などの面でも強いと言えますが、小さい会社でも差別化できる特徴があれば大手企業にも負けません。それでは、本当の強い会社にはどんな特徴があるでしょうか。
これもいろいろな条件や項目をあげますが、大きな会社というだけで強いとは限らないので、今までの自分の経験から言うと、次の特徴があれば強い会社だろうと思います。
⃝ 得意な技術か製品か分野(ネットワーク)またはいくつかの組み合わせをうまく使ってお客様に提供できること。また、業界と時代の流れを常に研究・勉強していて、自社の強みを発揮できること。長い目で全体的に判断してすべての面(商品、資金、人)で無駄を出さずに低コストと高収益率の経営結果を続けていること。
⃝ 経営陣は正しい経営方針を決めてリーダーシップを持ち、社員はそれぞれの能力を十分に発揮できること、つまり「適材適所」により、気持ちよく仕事を進められること。また、会社を学校のように機能させること。社員は向上心と勉強欲が強くて、実践を通していろいろなこと(知識、ノウハウ、コミュニケーション能力、管理方法、技術等)を習って進歩・成長していること。
⃝ 社員たちは会社の資源(技術・資金・市場・ネットワーク等)を十分に生かして、人間関係が良くて、お互いによく協力して、いい結果を得ることができること。また業績が悪いときがあっても、責任を持ってみんなで団結して困難を乗り越えられる力があること。
⃝ 経営者は常に謙虚な態度で、製品(技術かノウハウ)・仕入先・お客様・社員および社会の流れ・情報や政府政策・融資先等いろいろな役割を十分に理解したうえ、総合的に判断しバランス良く対応できること。また、一番重要なキャッシュフローを常にチェックして、経営をスムーズに維持すること。