日本の福井県で37歳から商売を始める

18歳までは生まれて暮らした村の周りを5キロも出たことはない私は、結局全く知らない異国の日本の約80万人の人口を持つ福井県で37歳から商売を始めました。

豊富な知識と物事の分析・総括力と正直な性格と一生懸命な努力で、自分のできる限りの力を発揮して、いろいろな面で優れている社長たちに出会って、2021年6月現在、社員10名の小さい会社を経営しています。

創業間もなく、福井テレビが会社と家まで来て取材したとき、アナウンサーの松枝さんに「夢は何ですか」と聞かれて、私は思わず「会社を上場したい」と言いました。

大袈裟に言えば私には数万人の会社を経営できる能力があると思いましたが、やはりいろいろな制限があるのでそんなに簡単ではありません。しかしながら自社の製品は時代の流れにマッチして、お客様との信頼関係をしっかり築いているから、ある意味では満足しております。

商売を始めてから、何回もお客様と商談したりしてみると、やはり商売はチャレンジが好きな自分の性格に合うとわかって、大好きになりました。

商売の大変さがあっても、大変な病気にかかっても、また経営に非常に苦しんだときでも、すごい挫折があっても、会社に大きな赤字があっても、自分の力を超えた大金を借りても、大きな投資に失敗しても、何回もピンチに陥ったことがあっても、いつも強い信念と辛抱と強い運で何とかして続けて、精一杯力を出して前向きな気持ちで難題を分析して一つずつ解決することができました。

振り返ってみると商売には未知数の部分が多く大変な仕事で、世の中の流れや自分の精神力や能力や運等いろいろな要素が関わってきます。

商売の知識はほとんどなくノウハウもないし、異国での創業は苦労の連続ですが、真面目にビジネスの基本を実践しながら、商売の原則と柔軟性を持って一生懸命にやったらうまく運営していけると思っております。

二十周年として今までのことをまとめて文章にします。これをきっかけに自分も社員も会社ももっと強くなるように願っております。

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