私は「もちろんそうでしょう、もし令状がなければ、捜査できないでしょう」「もう何でもいいから、全部を持っていってもいい」と言いました。

警官は「夕方18時まで捜査する」と言いましたが、結局15時半で捜査はほぼ終わり、その後データーコピーが終わるのに17時頃までかかりました。

「押収品目録をすべて確認してください」と言われたとき、私は「確認はしません」「携帯や仕事関係物以外は全部持っていってもいいです」「警察が持っていった物を全部返すことを信じます」と怒って言いました。

私は最後まで頑固な態度で何を持っていったかを確認しませんでした。本当にこの怒りを誰にぶつけたら解消できるのでしょうか。それはわかりませんでした。

最後に自家用車も隅々まで捜査されてから、「もう自由ですよ」と言われて、また「えー、なんで」と思いました。今日は映画? ドラマ? 警察の演習? 全く夢のような感じの一日でした。

人生とは、路上で行う警備員や管理者のいない、走る距離の決まっていないマラソンのような気がします。途中で何が起こるかは事前に全くわからないことがあり、不思議なときがあります。

平穏な暮らしの中に突然起こる、このようなビックリさせられる経験は、まさにドラマや映画の「ワンシーン」みたいです。

私はこの強制捜査をきっかけに、いろいろなことを思い出しました。1991年7月15日神戸港に着いた後、30年間日本で勉強や研究や生活や商売をして、いろいろな人と出会って、様々な苦労があり、また嬉しいことや強い運、自分の進歩等が脳裏に浮かび上がってきました。