Eコマースグループ ~Eコマースの現状と将来~
マサノブ:僕、先日新しいタブレットをネットで買ったんだけど、爺さんはネットで買い物することある?
マサル:時々あるぞ。ふるさと納税や重い物、お店で買えない物とかかな。そうそうツアー旅行のパックなども買うことがあるのぉ。クミはよくネットで買い物するかね?
クミ:私は仕事が忙しくて時間がない時には、ショッピングサイトでよく買い物をするわ。時々自分へのご褒美で、限定商品や全国のお取り寄せの美味しいお菓子なんかも買ったりするわね。はぁ、でも次の請求が怖い! ネットだと予算オーバーしちゃうのが怖いのよね。ネットの買い物は便利だけど、ネットの買い物をどうしてEコマースっていうの?
マサノブ:そもそもね、ECというのは英語のElectronic Commerceの略でね、日本語だと電子商取引のことで、ネットを使って行う取引全般のことを指すんだよ。他のいい方としてB to C(Business to Consumer)ECともいわれているんだ。B to CのEC市場は2019年も6%以上も増加して19.4兆円の規模に拡大して、しかもスマホ経由がこの5年間急速に伸びてきて2019年は前年度比16.6%も増えて10兆515億円となってEC全体の50%に近くまでスマホ経由になっちゃったんだよ
ミク:お父さん、それでECではどんなものが買われているの?
マサノブ:そうだね、やっぱり物品の分野が一番多くてまだまだ伸びていて昨年は8%以上も伸びてるんだ。次はサービス分野で8%弱伸びているんだ。もう一つのデジタル分野はコロナ禍の巣ごもり需要などの影響で電子本や有料動画などが伸びてきているけど昨年は2兆円強といったところだね。トータルで伸び率を見ると2019年度で見ると8%弱だけどまだまだこれから成長すると思うからこの業界の企業は楽しみだね
ミク:私は、楽天、アマゾン、Yahoo!ショッピングのどれかを使ってるのだけど競争は激しいみたいだね。この3社が1、2、3位で3強といわれていて、当分この状況は続くようだけど3位のYahoo!ショッピングが2019年秋にファッション大手のZOZO(ZOZOTOWN本店を除く)を買収し、続く2019年末にLINEと経営統合したことが日本のECのシェア争いにどんな影響があるのか注目されているんだよ。
マサル:Yahoo!ファンのワシとしてはYahoo!がこれから伸びるような気がするんだがどうなるか、Yahoo!ショッピングに頑張って欲しいね
マサル:カーボンニュートラルの課題には、世界中の沢山の企業が取り組んでおるんじゃが、日本にも良い企業があるし今回は日本の企業から選ぶことにした
マサノブ:爺さん、中国にも有名な企業が沢山あるらしいけどチームに入れるの?
マサル:確かに中国にはアリババやNIO、テンセントなどナスダックに上場している魅力的な企業もあるんだがね、国際的な問題や株式流通の問題から株の売買が容易でなかったり、いろいろな課題を抱えておるから、今回は『チーム投資』の対象には入れておらぬのじゃよ。技術革新のグループにはナスダックに上場している、世界のトップ企業も入れていこうと思っておる
参考資料:経済産業省調査報告書