評論 詩 宇宙 夜景 2023.07.09 詩集「星間通信」より3篇 星間通信 【第2回】 細見 劉一 果てのない宇宙と地球。 地球と僕の中の闇。 凡百の孤独の情景を、澄んだ言葉で紡いだ23編の詩集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、細見劉一氏の書籍『星間通信』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】詩集「星間通信」より3篇 マゼラン星雲 1つ 2つ 3つ と 星が 盗まれていく 1人の 大男が まっくらな航海を終え 星を無数 ポケットに突っ込んで 陸に上がって行った
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『小さい皆さん、こんにちは』 【新連載】 わたなべ たけひこ 雨の夜の森に響く子ガエルの歌と笑い声、小さな読者に想像の世界を広げる短編集【児童書】 小さい皆さん、こんにちは。私は以前、『お母さんのための童話集(小さい皆さん、こんにちは)』を出版しました。本書はその続編で、『小さい皆さん、こんにちは』というタイトルにしました。本書には、手を加えた前作の何編かが含まれていますが大部分は新しいものです。ただ妖精チコちゃんのお話は、前作から全部入れています。何故なら、チコちゃんは前作の主人公の中で一番の人気者だったからです。今NHKで、「チコちゃん…