評論 詩 宇宙 夜景 2023.07.09 詩集「星間通信」より3篇 日常 音階の紊れた 永遠のオルゴール 朝 降りてくる くるった天使が りるりるりると オルゴールの発条を巻いて 去っていく 僕は いつものように セピア街のちいさなオフィスにいく 人影のない大通りを渡って
エッセイ 『フケメンの戯言』 【第5回】 現王園 秀志 テニススクールをはしご!?暴走状態で励んだ趣味…ストレスを汗で忘却の彼方に 【前回の記事を読む】もらい物のメロン。仏壇に供えてからお経をあげ、その後に頂く。と、誰もが思っていた…趣味で狂人化たまたまその頃に妻がテニスを始めたため私も始めたのが大きなキッカケとなって、その後はテニス漬けの土日になり、しかもテニススクールを二か所も梯子する状態にまで熱狂しだした。このことで、立派に狂人化してしまい、今思い返すとラケットからウエアから靴まで一通り揃えると、そこからテニス雑誌も何…
小説 『乱世、一炊の夢』 【第7回】 安藤 恒久郎 忍城開城が前代未聞の寛大な処置だったのは甲斐姫の側室話が裏の条件だった!? のちに寝物語で父氏長の所領をちゃっかり寝取ったとも この武勇談を聞いた好色な秀吉が放って置くわけがない。早速氏長に娘の甲斐姫を側室に差し出すように命じ大坂城に迎え入れ淀殿ほか十数人の側室の一人になったといわれているが次のような話もある。話は忍城開城時に戻るが秀吉の開城の条件は「城の将兵に咎めなし。私財についても没収せず、領民たちも以前の居所、財産を安堵する」という前代未聞の寛大な処置であったことから甲斐姫の側室話が裏の条件であったともいわれている…